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「Google デスクトップ 2」日本語版公開、サイドバーに各種情報を表示


「サイドバー」の画面
 グーグルは12日、デスクトップ検索機能などを提供するソフト「Google デスクトップ 2」の日本語ベータ版を公開した。Windows XP/2000(SP3以降)に対応しており、同社サイトより無償でダウンロードできる。

 Google デスクトップ 2は、英語版がすでに8月から提供されていた。デスクトップ検索ソフトの新バージョンに当たるが、「より簡単に情報にアクセスできることを目的として設計された」(グーグル)としており、検索にとどまらない機能を搭載している。

 新機能としては、デスクトップの右端に表示される「サイドバー」がある。サイドバーは「パネル」と呼ばれる領域で区切られており、Gmailなどの新着メール、ニュース、天気予報、株価情報、RSS/Atomフィード、WebやPC内にある画像のスライドショーなどをそれぞれ表示する。例えばニュースのパネルは、サイドバーやWebブラウザで閲覧した記事の履歴などに基づいてパーソナライズされるため、利用に際しては特に設定を必要としないとう。もちろん、ユーザー自身で設定してカスタマイズすることも可能だ。

 サイドバーにはこのほか、よく利用するWebサイトやファイルのリストを表示する「クイック ビュー」や、入力したテキストが自動的に保存される「スクラッチ パッド」も用意されている。

 さらにGoogle デスクトップ 2では、ファイルの検索やアプリケーションの起動を迅速化する「クイック ファインド」機能を搭載した。これは、検索ボックスに文字を入力している途中で、該当する候補の上位をポップアップウィンドウに表示する機能だ。Webやファイルだけでなく、インストールされているアプリケーションも対象としており、例えば「itu」と入力すると「iTunes」が表示されるため、これを選択するだけでiTunesを起動できる。

 デスクトップ検索でサポートするファイルとしては、「Google デスクトップ検索」でサポートしていたWordやExcel、PowerPoint、Outlookのメール、PDF、画像、音声、各種Webブラウザの閲覧履歴、MSN Messengerのチャット履歴などに加えて、新たにGmail、Outlookの連絡先や予定表などの各種データが追加された。Outlook内に検索ボックスを設置するツールバーも用意している。また、これまで検索できなかったネットワークドライブも検索できるようになったという。さらに、必要に応じてインデックスを暗号化するなどセキュリティ面も強化したとしている。

 なお、Google デスクトップ 2は、「Google 企業向けデスクトップ」も用意されている。PCへのアプリケーションの個別インストールを禁止している企業のIT管理者向けに提供するもので、社内全体に簡単に導入し、ユーザーの機能や設定を一元管理できるという。


関連情報

URL
  製品概要
  http://desktop.google.co.jp/

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( 永沢 茂 )
2005/10/12 20:42

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