佐賀県教育委員会は14日、2,119名分の個人情報が記録されたUSBメモリを紛失したことを明らかにした。現時点までに紛失した個人情報が漏洩した事実は確認していないとしている。
紛失したUSBメモリには、2006年度佐賀県公立学校教員採用試験に関する個人情報2,012件が記録されており、この中には採用試験受験者1,606名分の住所、氏名、電話番号、学歴が含まれていた。そのほか、同県教育委員会が指導力不足と判定した教員などの個人情報71名分、教育長の表彰受賞候補者の一覧26名分などを収録していた。
同教育委員会によれば、9月23日に同県の教職員が、個人情報を保存したUSBメモリをセカンドバッグに入れて持ち出して帰宅。同日、セカンドバッグを持って健康ランドに行った際に紛失したという。10月3日には匿名男性から教育委員会あてにUSBメモリを拾得したとの電話があり、USBメモリを渡すため10月6日に健康ランドで面会すること、そのために10月4日に連絡してもらうことを約束。しかし、その後連絡はなかったという。
同教育委員会では13日、警察に紛失届を提出。15日には相談窓口を設置したほか、16日までに関係者2,119名に謝罪と2次被害に対する注意を喚起するための信書を発送したという。
関連情報
■URL
個人情報の紛失について
http://www.pref.saga.lg.jp/portal/public/WH/FWHM0005Action.do?contentSetId=CID010#677
( 増田 覚 )
2005/10/18 16:36
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