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大阪府警、企業を装いWebサイトで海賊版を販売していた男性を逮捕


 大阪府警生活経済課と城東署は17日、著作権法違反の疑いで9月27日に逮捕した大阪市城東区の塗装業男性(37歳)の身柄を大阪地検に身柄送致した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が発表した。

 この男性は、自らのWebサイト「P's corporation」の中で、従業員数を65名と謳い、会社を装って海賊版ソフトの販売などを行なっていた。ページ開設は2004年8月下旬であるにも関わらず、「1988年1月」に会社設立と表記。さらに、トップページでは年度毎の受注数を発表しており、2004年度には29,829件の受注があったとするなど、取り引きに安心感を与えるような工作を施していた。

 男性は2005年4月上旬ごろ、マイクロソフトが著作権を有する「Windows XP Professional with SP-1対応版」と、ジャストシステムが著作権を有する「一太郎2005&花子2005スペシャルパック」を無断で複製したCD-R4枚を、豊島区の男性に対して3,000円で郵送販売したという。

 逮捕と同日に行われた男性宅の家宅捜索ではPC3台のほか、海賊版の基となったソフト118枚、権利者に無断で複製されたCD-R 1,539枚(90種類)が押収されたという。なお、押収された海賊版のうち、メガソフトが著作権を有するソフトについても、販売目的所持で立件されている。

 また、この男性は、ヤフーオークションでも海賊版を高額で出品していたが、オークション内では取り引きをせず、自らのサイトへ顧客を誘導し、海賊版の販売を行なっていた。


関連情報

URL
  コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
  http://www2.accsjp.or.jp/

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( 鷹木 創 )
2005/10/19 18:06

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