仏FrSIRTは19日、「Netscape 8.0.3.3」以前のバージョンに複数の深刻な脆弱性があることを公表した。いずれも悪意のある外部から任意のコマンドを実行される恐れがあるというもので、FrSIRTでは危険度を4段階中で最も高い“Critical”とレーティングしている。Windows XP/2000/Me/98SEに対応した最新版「Netscape 8.0.4」で修正されている。
これらの脆弱性は、「Firefox 1.0.7」で修正された「MFSA 2005-58」と「MFSA 2005-57」。IDN処理の際にバッファオーバーフローを引き起こすことで、任意のコードを実行させられる可能性がある脆弱性や、XBM形式の画像でヒープオーバーフローが引き起こされる脆弱性、Unicodeの制御文字「zero-width non-joiner」の処理に関する脆弱性など危険度の高い脆弱性が含まれている。
関連情報
■URL
ダウンロードページ(英文)
http://browser.netscape.com/ns8/download/
Netscapeの更新履歴(英文)
http://browser.netscape.com/ns8/security/alerts.jsp
FrSIRTの脆弱性情報(英文)
http://www.frsirt.com/english/advisories/2005/2147
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( 鷹木 創 )
2005/10/20 20:19
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