Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

OECD加盟国のブロードバンド人口は合計1億3,700万人、普及率は11.8%に


 経済開発協力機構(OECD)は20日、2005年6月現在のブロードバンド普及率調査の結果を発表した。2005年上半期で、加盟国のブロードバンド人口は1億1,900万人から1億3,700万人へと15%増加、普及率は10.2%から11.8%に伸びたことがわかった。

 普及率トップは韓国で25.5%、2位はオランダの22.5%だった。これにデンマーク(21.8%)、アイスランド(21.7%)、スイス(20.3%)が続いている。ここ1年で普及率の伸びが著しかったのはフィンランドやオランダ、ノルウェー、アイスランド、英国だった。2004年から2005年にかけて北欧諸国でブロードバンド普及が進んだことがうかがえる。

 最も普及している方式はDSLの61.2%で、CATVは32.0%、その他の方式(光ファイバ、LAN、衛星、固定無線など)は6.8%だった。加盟国30カ国中28カ国においてDSLの普及率が最も高かったが、例外は米国とカナダでCATV接続が最も多かった。国土の広さや歴史的にCATV普及率が高いことなどが原因と考えられる。光ファイバなどその他の方式も過去6カ月で13%の伸びを示しており、今後はDSLからシフトしてくるものと考えられる。

 提供されるサービスでは、音声・映像のサービスが劇的に伸びている。また、接続速度自体も上昇していることが明らかになった。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.oecd.org/document/16/0,2340,en_2649_34225_35526608_1_1_1_1,00.html


( Gana Hiyoshi )
2005/10/24 14:21

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.