ルクセンブルクのSkype Technologiesは25日、グループでSkypeを使用する際に便利な機能をまとめた「Skype Groups」を正式サービスに昇格させたと発表した。Skype Groupsは9月にベータ版のサービスとして発表されていた。
Skype Groupsを使用すると、1人の管理者がグループ内の全利用者の支払いを管理できるなど、各ユーザーがSkypeを利用する際に必要な煩雑な手続きを大幅に簡略化することができる。
例えばSkype Groupsを利用しているグループ管理者が大量にSkypeクレジットを購入し、グループに所属している各Skypeユーザーに対して通話料に応じてSkypeクレジットを割り当てることができる。さらにプレミアムサービスのSkypeInやSkype Voicemailなどのサービスを必要な人に割り当てることが可能だ。
Skype Groupsのベータテストの際に行なわれた調査によると、Skype Groupsを使用しているのはソフトウェアサービス業が25%、企業向けサービス業が11%、テクノロジーハードウェア製造業が8%で、多様な業界で使用されていた。また、63%のユーザーが海外と仕事上の連絡を取るためにSkypeを利用し、52%が支社と連絡を取るために、46%が電話会議のためにSkypeを利用していた。さらに40%は標準的なPBX電話システムを保有していないことも判明した。
Skypeの共同創業者でCEOであるNiklas Zennstrom氏は「我々の調査から、6,100万の登録ユーザーのうち約30%がSkypeを仕事のために使用していることがわかっている。こうしたニーズに応えるために、より簡単にプレミアムサービスを購入できるようにして顧客満足度を上げることができるSkype Groupsを導入した」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.skype.com/company/news/2005/skype_groups.html
サービス概要(英文)
http://www.skype.com/products/skypegroups/
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・ Skypeをグループで利用するための集中管理サービス「Skype Groups BETA」(2005/09/16)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/10/26 14:17
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