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ソフトバンクやイー・アクセスなど、携帯電話事業認可を受けてコメント |
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総務省の電波監理審議会が9日、1.7GHzおよび2GHz帯における携帯電話事業への新規参入希望者であるBBモバイル、イー・モバイル、アイピーモバイルの3社に対し、参入を適当とする答申を行なった。これを受けて、各社それぞれコメントを発表している。 ● ソフトバンク「革新的なサービスに向けて邁進していく」と意欲 ソフトバンクは、子会社のBBモバイルが申請していた特定基地局の開設計画に対して、電波監理審議会が「認定が適当」という答申を出したことを受け、コメントを発表した。同社では、「新規参入に向けてさまざまな実験を行なってきたが、申請が認定されることで、革新的なサービスに向けて邁進していく」と意欲を示している。BBモバイルが提出した開設計画では、W-CDMA方式が採用され、運用開始予定期日は2007年4月1日。2010年度には、全国に15,960局の基地局を展開し、2011年度には669万契約を目指していくという。また、周波数幅は10MHz幅で申請を行なっている。 これまでBBモバイルでは、W-CDMA方式に加えて、その進化版であるHSDPAと無線LAN、WiMAXとのハンドオーバー実験などを行なっている。 ● イー・アクセス「新規参入を認める答申は、競争促進を後押しする」 イー・アクセスは、同社子会社のイー・モバイルなどが申請していた「特定基地局開設計画」について、電波監理審議会が申請を認める答申を出したことに対するコメントを発表した。発表によれば、「新規参入を認める答申は、寡占状態の携帯市場に対して、競争促進を後押しするもの」として、歓迎の意を表わすとともに、携帯電話事業に全力で取り組むとしている。 イー・モバイルの開設計画では、2007年3月15日を運用開始予定期日として、2010年度までに全国15,210局の基地局を開設し、2011年度には505万契約を目指すとしている。なお、利用する周波数幅は、5MHz幅となっている。 ● アイピーモバイル、TD-CDMAで携帯通信事業を2006年10月開始 アイピーモバイルは、2GHz帯における「特定基地局の開設計画」が認定されたことを受け、改めてモバイル・ブロードバンド事業への参入を表明するとともに、2006年10月をめどにサービスを開始する予定と発表した。同社の携帯電話事業の中心となるのは、データ通信が中心の「モバイル・ブロードバンド事業」。国内初となるTD-CDMA方式により、下り最大5.2Mbps、上り最大858kbpsの通信速度を実現するとしており、IPネットワークとの組み合わせで低廉なインフラを構築するとしている。 また、モバイル・ブロードバンド事業におけるプラットフォームや端末、アプリケーションをオープンに提供するとしており、MVNO方式でインフラを提供することも予定している。 具体的なサービスイメージとしては、PC用の「カード型端末」、ブロードバンド化の困難な地域を対処とした「モデム型端末」、モデム型端末を小型にし、携帯型ゲーム機や携帯型音楽プレーヤーなどと無線接続できるような「携帯型端末」、「組込機器向け端末」の4種類の提供形態を案内している。 サービスエリアなどの展開計画は、データ通信需要が高い地域、ブロードバンド化が困難な地域を中心に展開していくとしており、2006年度より東名阪でサービスを開始し、2008年度からは順次全国にサービスを展開していくとしている。 同社代表取締役の杉村五男氏は、9日の特定基地局の開設計画の認定を受け、「社会の重要な資産である電波を預かることになり、身の引き締まる思い」とコメント。「全く新たなサービス・価値を提供し、国民の生活をより豊かにすることに努める」としている。 関連情報 ■URL ソフトバンクのニュースリリース http://www.softbank.co.jp/news/release/2005/051109_0002.html イー・アクセスのニュースリリース http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=333 アイピーモバイルのニュースリリース（PDF） http://www.ipmobile.jp/press/img/05-004.pdf ■関連記事 ・ BBモバイル、イー・モバイル、アイピーモバイルに携帯電話の新規参入認可（2005/11/09） ・ 総務省、1.7/2GHz帯への新規参入申請企業を発表（2005/09/30）
（ 関口 聖, 太田亮三 ）
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