NTTドコモ東海は10日、同社と代理店契約している静岡県内のドコモショップに来店した顧客の情報300件がWinnyネットワーク上に流出したと発表した。同ショップスタッフの自宅で使用しているPCがウイルスに感染したことが原因だという。
ドコモ東海によれば、流出が判明したのは10月18日。同社では定期的にインターネット上での情報流出を調査しており、その過程で発見したという。流出したデータは、来店した個人顧客の情報が93件、法人顧客の情報が207件で、個人の名前、住所、企業の名称、担当者名、携帯電話番号など。ただし、クレジットカード番号や銀行口座番号、暗証番号といった金融情報は含まれていないとしている。
ドコモ東海では個人情報保護法の完全施行にあわせて2005年4月から、グループ企業やパートナー企業などに対し、Winnyなどのファイル共有アプリケーションがインストールされたPCで業務を行なうことを禁じていた。今回の事件を受けて、「WinnyをインストールしたPCで作業していないかどうか、改めて社内調査を徹底する」という。
流出した情報の対象顧客については「順次連絡をとっているところだ」としている。
関連情報
■URL
NTTドコモ東海による「お詫びとお知らせ」
http://www.docomo-tokai.co.jp/info/notice/page/051110_00.html
■関連記事
・ またもやWinny上に原発の検査情報などが流出(2005/11/09)
・ ドコモ東海の基地局情報がWinny上に流出~感染したウイルスの詳細は不明(2005/06/01)
( 鷹木 創 )
2005/11/14 14:03
- ページの先頭へ-
|