Usenetに流通している動画をあらかじめエンコードし、Webから閲覧しやすいようにしている米GUBAは15日、同社でインデックスしている動画をビデオiPodで利用しやすいようにするための新サービスを開始すると発表した。
Usenetには数TBものリッチメディアコンテンツが流通していると言われているが、クライアントソフトを準備する必要があるなど手間がかかる上、Googleなどのメジャーなサーチエンジンにインデックスされていないため、視聴するのが面倒なコンテンツの1つだった。GUBAはこれらのコンテンツをWebから簡単に視聴できるようにしている。
今回GUBAが開始するのは、同社でインデックスされている動画をビデオiPodで見られるフォーマットに変換し、iTunesにダウンロードすることによっていつでも最新の動画を見られるようにするためのサービスだ。GUBAのThomas McInerney CEOによると、ビデオiPodで試聴できるファイル数は現時点で「25,000ファイルかそれ以上」の規模であるとしており、自由に利用できる動画の数としては非常に多いことがわかる。
Usenetで流通する動画である以上、明らかに著作権を侵害しているファイルや、その国の法律に違反する動画が数多くあるが、GUBAはその点で米国のデジタルミレニアム著作権法を順守しており、これに違反する映画やMP3ファイルはインデックスしていない。また、それでも違法なファイルに直面したときにはGUBAに通報することをユーザーに求めている。GUBAのサービスは現在、月額14.95ドルで提供されている。
関連情報
■URL
GUBA(英文)
http://www.guba.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/16 12:14
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