Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

rootkitはツールの誤検知、サイボウズ「不正アクセスの事実はなかった」


 サイボウズは15日、同社サイトに対する「不正アクセスの可能性」について、不正アクセスの事実はなかったとする調査結果を発表した。発端になった「rootkitが使用された疑い」に関してはチェックツールの誤検知だったという。

 サイボウズでは当初、同社の「 http://cybozu.co.jp/ 」のサイトを運用していたLinuxサーバーに、ハッカーがリモートのコンピュータに侵入した後に利用するソフトをまとめた「rootkit」が利用されていた疑いがあると発表。セキュリティ対策ベンダーのラックに、不正アクセスの有無や被害状況などの調査を依頼していた。

 15日午後になって、不正アクセスの事実や被害はなかったとの調査結果が出た。当初利用された疑いがあったrootkitについても「チェックツールの誤検知だった」という。

 なお、このチェックツールは「オープンソースのツールを自社で運用していた」(サイボウズ)。同社では今後、同チェックツールの使用をいったん中止し、セキュリティ対策ベンダーなどの専門業者による監視サービスやIDS(不正侵入検知システム)などの導入を検討するとしている。


関連情報

URL
  調査結果
  http://cybozu.co.jp/oshirase/20051115.html

関連記事
サイボウズのWebサイトに不正アクセス、「rootkit」を用いた形跡(2005/11/11)


( 鷹木 創 )
2005/11/16 17:26

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.