米Googleがベータ版として提供している「Google Sitemaps」が17日、統計情報やエラー情報を大幅に強化した。自分のサイトをGoogleがどのように見ているのかを容易に分析できるようになり、より的確にサイト構成を設計できるだろう。
新しく提供される統計情報は主に4つに分類される。「Query Stats」は自分のサイトをGoogleが表示するサーチクエリーと、実際にGoogleの検索結果から自分のサイトに来るに至ったサーチクエリーのそれぞれ上位を表示する。「Crawl Stats」はGoogle Sitemapsを通じて登録されたすべてのページのページランクをグラフで表示し、エラーがあればそれも表示する。「Index Stats」はGoogleの検索演算子を使ってどのようにサイトの内容が表現されているかを調べることができる。そのほかにも携帯電話用ページの統計情報表示する「Mobile Stats」もある。
また、Google Sitemapsを通じて情報の提供を受けたページをGoogleのクローラがインデックスする際に生じたエラーがまとめて表示されるようになった。これらのエラーは主に5つに分類され、合計40種類のレポートが表示できる。これによってページの修正ができ、Googleによる取りこぼしを防ぐことができる。
なお、通常はGoogle Sitemapsを利用する際にGoogle Sitemapsのアカウントが必要となるわけではないが、今回新たに提供されるこれらの統計情報を閲覧するにはGoogle Sitemapsのアカウントが必要となる。
Google Sitemapsは、Googleのクローラに自分のサイトのページを的確に伝えるための仕組みだ。通常はGoogleのクローラがすべてのページを巡回してくれるのを待つしかないが、Google Sitemapsを使えば自分のサイトのページをもれなくGoogleに直接伝達することができる。そのために指定されたXMLファイルをサイトににアップロードしておく必要があり、このXMLファイルを作成するためのジェネレータがGoogleによって提供されている。
【追記 15:46】
なお、Googleでは同日、Google Sitemapsの日本語版も公開している。
関連情報
■URL
Google Sitemaps公式ブログ(英文)
http://sitemaps.blogspot.com/2005/11/more-stats.html
日本語版Google Sitemaps
https://www.google.co.jp/webmasters/sitemaps/
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・ Google、更新情報などを検索結果に反映するツールでインデックス強化(2005/06/06)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/17 12:07
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