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TRUSTe、「信用できるソフトウェア」だけを認定する制度を開始


 非営利団体の米TRUSTeは16日、スパイウェアや、不要な広告を表示するアドウェアから消費者を守るために、信用できるソフトウェアだけを認定するための制度「Trusted Download Program」を開始すると発表した。

 TRUSTeはこのプログラム策定のために、スポンサーである米Yahoo!、米AOL、米Computer Associates、米CNET Networks、米Verizonはもちろんのこと、コンテンツ企業やサーチエンジン企業、スパイウェア対策企業、インターネット広告企業などとも協力して作業を進めていく考えだ。

 Trusted Download Programは、信頼できると認定されたアプリケーションのホワイトリストを公表することによって機能する。このホワイトリストは、まずスポンサー企業に採択され、広告や提携、ソフトウェアの配布にあたって利用されることになる。多くのハードウェア企業やソフトウェア企業がこのホワイトリストに書かれている掲載要件を満たすよう動機付けられることになると予測している。

 ホワイトリストに掲載されるためにはいくつかの条件がある。まず、アドウェアは表示する広告の種類、追跡する個人情報、変更するユーザー設定を明確に開示しなければならず、ダウンロードする前にユーザーの許可を得る必要がある。さらに理解可能な説明のある簡単なアンインストール方法を提供するとともに、広告はアドウェアのプログラム名と同じ名前を伴って表示しなければならない。このほか、条件に関する情報がTrusted Download Programのページにさらに詳しく掲載されている。

 Trusted Download Programは2006年初頭にベータ版として開始される。TRUSTeでは、それまでにこの制度に関係する企業からのフィードバックを求めている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.truste.org/about/press_release/11_16_05.php
  Trusted Download Program beta(英文)
  http://www.truste.org/trusteddownload.php


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/17 13:25

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