NHN Japanは15日、ゲームポータルサイト「ハンゲーム」のユーザーID・パスワード163件が社外に漏洩したと発表した。
NHN Japanによれば、2005年6月に警察からユーザーID盗用に関する捜査の協力依頼を受け、警察に情報提供を行なうとともに社内調査を実施。調査の結果、ユーザーID・パスワード情報が漏洩している可能性があることが判明したため、NHN Japanからも警察当局に被害届を提出し、捜査に協力してきたという。
警察による捜査の結果、NHN Japanの元アルバイトがユーザー情報を漏洩した容疑で逮捕された。NHN Japanでは、これまで警察の捜査に協力し、捜査に支障のないよう報告を控えてきたとして、事件の経緯等を公表。社内調査によれば、元アルバイトにより漏洩されたユーザーID・パスワードは163件に上るとしている。
NHN Japanでは、このような事態に至ったことを厳粛に受け止め、同社の千良鉉社長を委員長とする緊急対策委員会を社内に設置するとともに、社外の専門家の意見を取り入れて情報セキュリティ体制の見直しに関する対策を実施する。ユーザーの個人情報へのアクセス権限を細分化し、アクセス権者とアクセス権限の見直しおよび改善、ユーザーの個人情報に接する従業員への情報セキュリティに関する社内勉強会の実施、カスタマーサポートセンターの物理的セキュリティ強化、入退室のログをチェックする体制の構築、個人情報へのアクセスログの管理などを行なうとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.nhncorp.jp/press/files/PRESS_20051116103124.pdf
NHN Japan
http://www.nhncorp.jp/
■関連記事
・ 351件のハンゲームユーザーIDに不正アクセス、うち131件には実被害も(2005/02/14)
( 三柳英樹 )
2005/11/17 15:40
- ページの先頭へ-
|