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個人情報保護対策を図った企業向けSNSのASPサービス「Looops」


Looopsの構築例
 Looops Communicationsは、個人情報保護対策機能を備えた企業向けSNSのASPサービス「Looops(ループス)」の提供を12月より開始する。料金は100ユーザーが利用する場合で、初期費用が30万円、年額利用料が27万円。

 Looopsは、企業の会員顧客向けのプロモーション、学校・企業のイントラブログ、OB会のほか、ビジネス交流や地域コミュニティでの利用を想定したSNSのASPサービス。個人情報保護対策として、管理画面のアクセスには専用ブラウザやUSBキーにより利用者を限定、IPアドレスによる制限や操作履歴の保存により漏洩防止なども図っているという。

 加えて、個人データのうち、血液型や性別、年齢などの個人を特定できない属性情報のみをLooops側で、名前や電話番号、住所といった個人が特定できる情報を主催団体側のデータベースに保存する分散管理を実施。また、属性情報に関しても暗号化してデータベースに格納される。このほか、メールの同報機能などでもシステム側で1件ずつ配信を行ない、誤送付が発生した場合にも漏洩するアドレスを最小限にできるとしている。

 SNSの機能面では、外部からもアクセスが可能なブログ機能をはじめ、メールや掲示板、グループ作成、携帯電話からの連携機能を装備。また、ビジネスおよびフレンド・マッチング機能では、仲介者による紹介稟議機能も持っており、現実社会における紹介を同サービス内で実現できるとしている。このほか、Eコマース機能や他社が提供するソリューションとの連携機能も搭載する。

 なお、ホームページ機能やコミュニティ機能単独での契約も可能なほか、顧客ごとのカスタマイズにも対応する。同社では、2006年度に100社への導入を目標に掲げており、売上高は3億8,000万円を見込んでいるという。


関連情報

URL
  Looops Communications
  http://looops.net/


( 村松健至 )
2005/11/18 15:39

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