BIGLOBEは迷惑メール対策として、サーバーのIPアドレスを基に認証する技術「Sender Policy Framework(SPF)」による送信ドメイン認証を11月30日に開始すると発表した。
BIGLOBEの送信ドメイン認証では、1)BIGLOBEメールサーバーのIPアドレスをDNSサーバーに公開、2)BIGLOBEドメインのメールを受け取った他社メールサーバーは、メール送信元のIPアドレスを、BIGLOBEのDNSサーバーに照合、3)他社メール受信サーバーは、受信したメールの送信元IPアドレスとDNSサーバーで公開しているIPアドレスを比較しメールの正当性を検証する。
BIGLOBEによれば、同社のメールサーバーを経由せずに自営のサーバーから送信された迷惑メールであっても、ドメイン名を「@xxx.biglobe.ne.jp」と詐称し、あたかもBIGLOBEからの送信されたように偽るメールが増加傾向にあるという。送信ドメイン認証を導入することで、送信者のメールアドレスドメイン名と、メールサーバーのIPアドレスを照合できるようになり、ドメインを詐称した迷惑メール送信の抑止につながるとしている。
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送信ドメイン認証を導入することで、送信者のメールアドレスドメイン名と、メールサーバーのIPアドレスを照合できるようになる
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今後、BIGLOBEでは受信対策として、2006年4月までに送信ドメインが保証されていないメールを判別する機能を提供する予定だ。これによって、送信ドメイン認証を実施している他社サーバーから送信されたメールについて、送信ドメインを詐称した迷惑メールを選別できるようになる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0511/2102.html
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( 鷹木 創 )
2005/11/21 13:21
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