ウィルコムは、より高速な通信が実現できるとする次世代PHSシステムの開発・導入に向けて、実証実験のための予備免許を取得したと発表した。今後、実験用免許を取得次第、次世代PHSシステムの実用化に向けた実験を開始する方針だ。
実験では、虎ノ門のビル屋上や、屋内に設置された実験用基地局を使って、1年間程度かけてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplex Access)技術の伝送実験などを行ない、次世代PHSの開発・導入に必要な諸データを取得。その後、評価を目的とした試験も検討するという。
今年7月に開催された「WIRELESS JAPAN 2005」の講演では、同社代表取締役社長の八剱洋一郎氏が「WiMAXなどの技術も登場しており、それらの良いところをあわせた次世代PHSと呼べるシステムを構築していきたい」と語っていた。
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■URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2005/11/29/
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( 津田啓夢 )
2005/11/29 15:23
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