NTTデータは、「健康に良いことをしたらポイントが貯まる」というサービスの実証実験を12月下旬に開始する。同サービスの第1弾として、ネット対応の歩数計を用いて歩数に応じたポイントを付与する。
同サービスは、健康保険組合など各種会員組織を対象としたもの。個人が行なう健康増進活動のモチベーションをポイントという形で提供することで、これらの取り組みを継続させることが狙いという。ポイントの単位は「ヘルス」で、1ヘルスは1円に相当する。貯まったヘルスはギフト券と交換可能だ。
今回NTTデータは、オムロンヘルスケアやJTBなどと共同で、歩いた歩数に応じてポイントを与えるサービスを開始する。利用者は、オムロンヘルスケアが提供するネット対応の歩数計「HJ-710-IT」(オープン価格で実売価格は5,000円前後)を用意し、専用のWebサイトからIDとパスワードを登録する。歩数計のデータは、USBケーブル経由でWebサイトに転送できる。
ポイントは、1,000歩ごとに1ヘルスを付与するが、4,999歩まではポイントは反映されない。また、10,000歩以上については5,000歩ごとに10ヘルスをボーナスポイントとして提供。例えば、15,000歩の場合は、25ヘルスが蓄積されることになる。
実証サービスの期間は12月下旬から2006年3月31日まで。参加組織および人数は、健康保険組合など約10団体、2,000人を見込む。サービス利用料は無料だが、歩数計は各自用意する必要がある。
実証サービスの結果を踏まえて、2006年春に正式サービスを開始する予定。正式サービス開始後は月額300円程度の有料サービスとして展開する。ポイント取得対象となるサービスについても拡大を検討しており、フィットネスクラブの来店ポイントや健康食品の購入ポイントなどに適用するという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2005/112900.html
関連記事:オムロン、ウェブと連動する歩数計
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0417/omron.htm
( 増田 覚 )
2005/11/30 14:36
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