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日経MA、動画配信サイト利用実態調査を公開。認知度はYahoo!動画が1位


 日経マーケット・アクセス(日経MA)は、「動画サイト利用実態調査」の調査結果を公開した。同調査によれば、動画配信サイトの認知度では「Yahoo!動画」が1位となり、64.1%のユーザーが無料の動画配信サイトを利用している。

 動画サイト利用実態調査は、11月9日から11月10日の2日間にかけて、インターネット調査会社であるマクロミルのパネルを対象として実施されたもの。有効回答数は、男女ともに2,420人の合計4,840人。

 動画配信サイトの認知度については、Yahoo!動画が1位で以下GyaO、BIGLOBEストリーム、スカパー!BB、BB@niftyと続く。このほか、利用度についてはGyaOが1位となり以下Yahoo!動画、BIGLOBEストリーム、MSNビデオ、ShowTimeと続いている。また、ユーザーの満足度についてもGyaOが1位で、以下DMM.com、HitPops、AII、ODN(BBエンターテインメント)という結果になった。

 日経MAは、ユーザーの約2割が動画コンテンツの認知について「Yahoo! JAPANやGoogleなどの検索サイトで検索して見つけた」と回答していることから、Yahoo!動画はYahoo! JAPANの検索結果との連携などを図っていることが認知度を高めていると分析。また、GyaOについては認知したユーザーをうまく囲い込めているほか、広告付き無料視聴のビジネス・モデルがユーザーに受け入れられているとしてる。このほか、満足度についてはDMM.comが健闘しており、認知度を高めることで人気サイトに変身できると分析している。

 動画配信サイトの利用についての調査では、67.7%のユーザーが無料配信サイトを、18.5%のユーザーが有料配信サイトを利用していると回答。有料配信サイト利用者のうち、「頻繁に利用している」または「たまに利用している」と回答した利用者は10%を下回る結果だったという。また、サービスのイメージについて、無料配信サイトでは64.1%のユーザーが「テレビ放送に代わるサービス」と回答、有料配信サイトでは「レンタル・ビデオ/DVDに代わるサービス」「新聞や雑誌に代わるサービス」「販売されているビデオ/DVDに代わるサービス」と回答したユーザーがそれぞれ50%超となった。

 無料配信サイトの利用者が視聴しているコンテンツについては、「音楽」と回答した利用者が40%近くとなったほか、「ニュース・ドキュメンタリー」「アニメ」「映画」「映画の予告」がそれぞれ20%近くの回答を得た。また、無料配信サイトについて「利用していたが今は利用していない」と回答したユーザーについて、利用しない理由を尋ねる設問では「見たい動画がない」と回答したユーザーが50%近くであったという。


認知度スコアと利用度スコアで見た動画サイトのポジション 無料の動画サイトと有料の動画サイトの利用経験者比率

関連情報

URL
  日経マーケット・アクセス
  http://ma.nikkeibp.co.jp/

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( 大久保有規彦 )
2005/11/30 15:19

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