鳥取県警察生活保安課と鳥取署は7日、Yahoo!オークションを悪用してカーナビソフトの海賊版を販売していた横浜市の会社員男性A(35歳)と神奈川県箱根町のホテル従業員B(31歳)の2人を、著作権法違反の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が8日に明らかにした。
男性らは、6月13日ごろから7月22日ごろまでの間に、ゼンリンのカーナビソフト「ナビソフトドライブマップSUPER全国版10拡張フォーマット専用」などをCD-Rに複製。Yahoo!オークションを通じて鳥取県倉吉市の男性ほか4名に対し、CD-R合計6枚を販売して11,000円を売り上げていた。
ACCSによると、男性らは同ソフトを2,000円から2,500円で販売。入金用の口座には、5月初めから8月下旬ごろの間に、約1,000回の入金が確認されており、振込金額は総額約300万円に上るという。
男性らは役割分担して海賊版販売を行なっていた。Aがオークションへの出品と落札者とのやりとりを担当、Bがソフトの複製と発送を担当していた。Aは口座を開設する際、別の男性Cに入金用の口座を開設させるとともに、キャッシュカードを取得させ、口座開設後にはAにキャッシュカードを譲渡させていた。出金時にはCにキャッシュカードを渡して出金させており、AとCはカード詐欺の疑いでも逮捕・起訴されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www2.accsjp.or.jp/topics/news3.html
■関連記事
・ 島根県警、英会話教材の海賊版をヤフオクに出品した男性を逮捕(2005/12/01)
( 増田 覚 )
2005/12/08 16:38
- ページの先頭へ-
|