ニフティは、同社が運営するISP「@nifty」の会員から送信されるメールに対する迷惑メール対策として、「Outbound Port25 Blocking」を2006年2月15日から適用する。当初は2006年5月をめどに開始する予定だったが、迷惑メールの問い合わせが多いことからスケジュールを前倒して提供することにした。
Outbound Port25 Blocking(OP25B)とは、ISPの用意したメールサーバーを経由せずに送信しようとするメール送信のトラフィック(SMTPが使用する25番ポート)を遮断するもの。@niftyの会員からPCおよび携帯電話宛に送信されるメールを規制する。迷惑メールの送信手口として、ISPのメールサーバーを経由せずに他のISPなどのメールサーバーへ直接送信するものが増えているが、OP25Bを実施することで@nifty会員からの迷惑メールの流通量を減らすことができるという。
なお、10月26日にはメールソフトからのメール送信を受け付ける専用ポート「サブミッションポート」を提供している。サブミッションポートは、OP25Bが規制する25番ポートの代わりに587番ポートを使用してメールを送信するもの。OP25Bを実施しているISPからでも@niftyのメールサーバーを利用してメール送信を行なえるようにする。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nifty.co.jp/cs/05shimo/detail/051215001154/1.htm
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・ @nifty、PC宛メールも含め「Outbound Port25 Blocking」を全面的に適用(2005/10/24)
( 増田 覚 )
2005/12/15 12:15
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