米Googleは22日、Googleのホームページや検索結果表示ページにバナー広告を表示しないことを改めて明言した。
Googleは21日、AOLに対して10億ドルを出資して5%の株式を取得することを発表したが、この発表がなされる前に一部報道で、AOLとの提携に伴いGoogleのホームページにバナー広告などのグラフィック広告が表示されるのではないかとの憶測がなされ、それを受けて多くのブログでこの問題が取り上げられていた。
これを受けてGoogleは、公式ブログに「噂や誤解」を払拭するために投稿。その中でGoogleのホームページや検索結果表示ページにバナー広告を表示しないこと、その他の「狂った、チカチカするような、グラフィカルなわけのわからないものがGoogleサイト上で飛び回ったり飛び出たりすることは永久にない」と明言した。
Googleがホームページ上でバナー広告を表示することになれば、Googleのシンプルなイメージが創業以来初めて変化することになる。それだけに、この問題の重要性をGoogleが理解している証拠だと言えよう。
また、AOLとの提携に関連して、AOLのコンテンツが必要以上に上位に表示されるなど、検索結果や広告の表示手法にバイアスがかかることはないこと、AOLのコンテンツをインデックスすることはAOLと提携していることが主要な理由ではなく、世界中の情報をインデックスするというGoogleの目標に沿った行動であることを改めて主張した。
関連情報
■URL
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2005/12/about-aol-announcement.html
■関連記事
・ GoogleがAOLの株主に、10億ドル出資して5%の株式取得(2005/12/21)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/12/26 12:11
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