米Googleは、ラスベガスで開催中の「2006 International CES」で現地時間6日に行なわれる共同設立者のLarry Page氏による講演を控え、IntelおよびMotorolaとの提携を相次いで発表した。
まず5日には米Intelと共同で、IntelのエンターテイメントPC用プラットフォーム「Viivテクノロジ」に、「Google Video」の動画検索技術を取り入れる計画を発表した。Viivテクノロジは、リビングルームに置かれるPCなどに搭載することを想定したプラットフォームで、リモコン操作により動画コンテンツの視聴やテレビ番組の録画といった機能を提供する。
IntelのKevin Corbett副社長は、「デジタルエンターテイメントの選択肢が爆発的に増える中で、消費者は求めているコンテンツにシンプルかつ容易にたどり着くための方法を求めている。Googleの検索技術とViivテクノロジの組み合わせは、消費者に新たなテレビの体験を提供するだろう」とコメントしている。
また、6日には米Motorolaとの提携を発表。Motorola製の携帯電話にGoogleアイコンを統合し、ユーザーがどこからでも簡単にGoogleにアクセスできるようにするという。製品はワールドワイドに展開し、2006年第1四半期には提供を開始する予定。
MotorolaのScott Durchslag上級副社長は、「多くの顧客から、携帯電話にお気に入りの検索サービスを統合してほしいという要望があった。GoogleをMotorolaの携帯電話に組み込むことで、ユーザーが必要としているときに必要な情報にアクセスするための簡単な手段を提供できる」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(Intelとの提携、英文)
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/intel_alliance.html
ニュースリリース(Motorolaとの提携、英文)
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/motorola_mobile.html
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( 三柳英樹 )
2006/01/06 18:42
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