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フリービットが迷惑メール対策の共通ポリシー、119社の提携ISPが協力表明


 フリービットは17日、急増する迷惑メールへの取り組みを119社の提携ISPと進めていくことを発表した。

 フリービットでは、ISP向けに回線やサポートなどのリソースを提供する「YourNet」サービスを展開している。これを利用したISPの会員が迷惑メールを送信した場合、対外的にはフリービットが管理するIPアドレスから迷惑メールが送信されている形となる。

 こうした迷惑メールについて、フリービットには連日約2,000件もの対応申請が寄せられているという。申請に対して、フリービットは問題となっているユーザーが利用するISPに連絡し、ISPが迷惑メール発信者への注意勧告などを行なう仕組みだ。現状ではほぼ対応できているというが、こうした対応では限界があるとして、迷惑メールへの新たな対応を行なう。

 新たな枠組みとしては、これまで各ISPが独自の基準で迷惑メールに対応していた点を改め、各ISPとフリービットが共通ポリシーによる迷惑メールへの対応を行なう。また、2月にはフリービットの運用するドメイン(reset.jpなど)に送信ドメイン認証技術「SPF」を導入するほか、3月にはフレッツサービスを利用する大量メール送信者に対するOutbound Port25 Blockingの導入や、メール投稿専用としてTCP 587番ポートを利用する「Submission Port」のサービスを開始する。

 フリービットでは今後2~3年をかけて、YourNetを利用する各ISPのユーザーについても、TCP 25番ポートからのメール送信を遮断し、TCP 587番ポートからの送信に移行を進めるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.freebit.com/press/pr2006/20060117.html


( 三柳英樹 )
2006/01/17 18:23

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