楽天は19日、AIGグループとの提携による少額短期保険分野への進出、新生銀行との提携による住宅ローンの取り扱い、東京都民銀行とのインターネットバンキング分野での提携を正式に決議したと発表した。
楽天とAIGグループのアメリカンホーム保険は、4月1日の改正保険業法施行後に可能となる少額短期保険業者の登録と営業開始に向けた業務・資本提携について合意した。両社では、準備会社の「楽天インシュアランスプランニング株式会社(仮称)」を3月に設立して営業開始を目指す。
楽天インシュアランスプランニングの資本金は営業開始時で5億円を予定。出資比率は楽天が80%、アメリカンホーム保険が20%となる見込みだ。
また、新生銀行とは、インターネットを活用した住宅ローン専業の金融会社として「楽天モーゲージ株式会社(仮称)」を2月中旬に設立することに合意した。楽天モーゲージでは当初、住宅金融公庫と提携して長期固定金利住宅ローンの「フラット35」を主力商品として取り扱う予定。インターネットを活用した新しいビジネスモデルで効率的に運営し、業界でも最も低い水準の金利で住宅ローンを提供していくことを目指すとしている。
楽天モーゲージ株式会社の資本金は10億円。出資比率は楽天が50%、新生銀行が50%となる。営業開始は10月1日を予定している。
このほか東京都民銀行とも業務提携契約を締結した。7月をめどに、楽天のWebサイト上で「東京都民銀行楽天支店」を開設する。また、東京都民銀行と楽天では、インターネット銀行設立の実現可能性について協議するという。
関連情報
■URL
アメリカンホーム保険との少額短期保険業における業務・資本提携について(PDF)
http://www.rakuten.co.jp/pr/2006/pdf/20060119-01.pdf
新生銀行との住宅ローン専業の合弁会社設立について(PDF)
http://www.rakuten.co.jp/pr/2006/pdf/20060119-02.pdf
東京都民銀行との業務提携契約の締結について(PDF)
http://www.rakuten.co.jp/pr/2006/pdf/20060119-03.pdf
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( 鷹木 創 )
2006/01/19 16:44
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