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携帯電話向けフルブラウザ「Opera Mini」、ページ容量圧縮機能など搭載


Sony Ericsson製の端末にインストールしたところ
 ノルウェーのOpera Softwareは24日、携帯電話向け無料フルブラウザ「Opera Mini」を9カ国語で提供すると発表した。現時点でこの中に日本語は含まれていない。Javaで開発されており、携帯電話でも高速にブラウジングできるという。

 Opera MiniはOperaのサイトから無料でダウンロードできるJavaアプリケーションだが、単なるアプリケーションではない。Operaが設置したサーバーと連携することによって閲覧するWebページを最大80%圧縮し、Operaのスモールスクリーンレンダリング技術で表示しやすいフォーマットに変換する。これによりパケット量を大幅に減らし、利用料金を抑制できるとしている。

 Opera Miniには、携帯電話の機種に応じて「Basic(MIDP1)」と「Advanced(MIDP2)」の2つのバージョンを用意。Advancedバージョンでは、高度な圧縮アルゴリズムを使用しているため、データ転送時間を減らすことができる。また、フォントのオプションやメニュー、スムーススクロールなどのより使いやすい機能が用意されている。

 Operaは米Googleとの提携により、Opera Miniのスタート画面にGoogleの検索フォームを採用した。このほか、Opera Miniにはカスタマイズできるブックマーク機能も用意されている。

 発表によると、Opera Miniには英語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、ポーランド語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語、フィンランド語の各バージョンを用意。さらに、他の言語への対応を発表する予定だという。

 Operaでは、Javaをサポートしている2001年以降の携帯電話ならばOpera Miniを利用できるとしているが、同社が公式にサポートしている携帯電話一覧リストに日本国内の携帯電話は含まれていないようだ。

 Opera Miniは2005年8月にノルウェーで実地テストを開始しており、その結果を受けて今回の世界的規模でのサービス発表となった。同社ではOpera Miniを世界各国の携帯電話事業者、端末メーカーに対して、カスタマイズバージョンをライセンス提供する意志を明らかにしている。


関連情報

URL
  Opera Mini(英文)
  http://mini.opera.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.opera.com/pressreleases/en/2006/01/24/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/01/25 12:10

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