米Microsoftは2日、Internet Explorer 7 Beta 2 Preview(IE 7 Beta 2)に存在するバグに関する情報を新たに5つ列挙し、リリースノートに追加した。
IE 7 Beta 2については、公開直後にDoS攻撃を許す“脆弱性”を発見したと民間研究者が報告したが、IE開発チームは直ちに反論。クラッシュを引き起こすバグではあるが、エクスプロイトコードを実行できる脆弱性ではないと否定した。しかし、その他にも多数のバグがインターネット上で報告される状況になっている。
今回リリースノートに追加された5つのバグについて、Microsoftではすべて「既知」のものだとしている。特に大きなバグはMcAfeeの製品に関するもので、IE 7 Beta 2がインストールされていると空のウィンドウが表示されてしまうという。このバグは、次に公開されるバージョンで修正されるとしている。
そのほかにも、30秒以上レンダリング時間がかかるページがタイムアウトしてしまう問題や、RSSフィードの中の画像が適切に表示されない問題などがあり、これらも次のリリース、あるいは正式リリースまでに解決されるとしている。
IE開発チームは、IE 7 Beta 2について「フルベータですらない」との位置付けをしてユーザーに理解を求めているが、インターネット上にあふれているベータ版ソフトウェアに慣れたユーザーの対応に苦慮している様子だ。
関連情報
■URL
Internet Explorer 7 Beta 2 Preview リリースノート(英文)
http://msdn.microsoft.com/ie/releasenotes/default.aspx
■関連記事
・ IE 7ベータ版に脆弱性? IE開発チームは「危険性はない」とコメント(2006/02/02)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/02/03 11:59
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