中部電力は1月31日、同社の関連会社である中部プラントサービスの社員の私有PCがウイルスに感染し、Winnyネットワーク上に発電所関連の資料が流出していたことを発表した。原子力安全・保安院が30日に指摘したという。
発表によると、中部プラントサービス川越事業所(三重県)の社員の自宅PCから、「川越火力発電所3号系列の燃焼器点検記録のフォーマット」「非破壊検査記録」「点検従事者の名字(2名分)」などの技術資料が流出した。流出した日時は、同社員のPCを調査したところ1月27日20時8分だったという。
なお、核物質防護に関する機微情報や顧客情報などは含まれていない。中部電力では2005年中に関係会社を含めた情報管理対策を実施していたが、「今後の再発防止を図るため、関係会社を含めて厳正な管理を徹底する」としている。
関連情報
■URL
中部電力のニュースリリース
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0131_2.html
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( 鷹木 創 )
2006/02/03 19:07
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