シマンテックのウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus」が、フェンリルのタブブラウザの旧バージョン「Sleipnir 1.66 インストーラ版」をセキュリティリスクとして誤検出していたことがわかった。
誤検出が起きるウイルス定義ファイルのバージョンは「2006/02/01 rev.21」で、Norton AntiVirus 2006/2005で発生する恐れがある。「2006/02/02 rev.23」以降の定義ファイルでは修正されている。
今回の誤検出では、Sleipnir 1.66 インストーラ版のEXEファイルをインストールする際に、Norton AntiVirusがSleipnirのインストーラをセキュリティリスクとして検出し、インストールできなくなっていた。シマンテックによれば「ほかのプログラムの定義に手を加えたところ、誤検出が発生してしまった」という。一方、フェンリルでは「Sleipnir 1.66のプログラムに変更を加えたわけではない」としている。
このほか、同様の原因でフェンリルの柏木泰幸氏が開発したペイントソフト「PictBear SE インストーラ版」もセキュリティリスクとして誤検出していた。いずれの誤検出も、2月2日付の定義ファイルで修正されている。
関連情報
■URL
Sleipnir公式サイト
http://sleipnir.pos.to/
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( 鷹木 創 )
2006/02/06 13:34
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