北海道警生活経済課と生活安全特別捜査隊、札幌北署は4日、「Yahoo!オークション」を悪用して海賊版ソフトを販売していた札幌市の会社員男性(37歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が6日に発表した。
男性は、弥生が著作権を持つ「弥生給与05」と「弥生顧客05」を無断でCD-R3枚に複製。2005年8月下旬から9月上旬まで3回にわたり、海賊版ソフトであるにもかかわらず「正規版」と称してYahoo!オークションで合計4,500円で販売していたとして、弥生に告訴されていた。
逮捕前日に行なわれた男性宅の家宅捜査では、複製専用機1台、海賊版制作に利用したソフト約50タイトル、複製前のCD-R約400枚などを押収。警察の調べによると、男性は2005年1月頃から全国の約1,000人に海賊版ソフトを販売し、約300万円を売り上げていたと見られる。
なお、この違法出品については、2005年8月下旬から9月にかけてACCSにも複数の情報が提供されていた。ACCSでは9月中旬、ヤフーに対して男性の海賊版ソフトの出品を削除するように要請したが、男性は別のIDを取得して海賊版販売を続けていたという。
関連情報
■URL
ACCS
http://www2.accsjp.or.jp/
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( 増田 覚 )
2006/02/06 15:05
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