9日、一部報道で「ソフトバンクが携帯事業参入にあたって、まずMVNOとしてボーダフォン回線を借り受けて全国展開する」と伝えられた。これに対し、ソフトバンクとボーダフォンの両社はコメントを控えている。
ソフトバンクでは、傘下のBBモバイルが2005年11月10日に携帯電話事業の免許を取得。携帯電話事業への参入を事実上認める「特定基地局の開設計画」認定書が交付された当日、ソフトバンクの孫正義代表取締役社長は2005年度中間期決算発表の席上で「携帯事業は無理せずやっていく」と述べていた。ただ、今回の報道に対しては、「ノーコメント」(同社広報)としている。
ボーダフォンでは、以前より回線の卸売り(ホールセール)を開始しているが、個別の事案について詳細は公表していない。今回の一部報道についても同様の姿勢で、「さまざまな事業者と話し合いをしているが、従来通り個別の事案は公表しない」(ボーダフォン広報)として、交渉の有無を含め、一切を明らかにしていない。
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ソフトバンク
http://www.softbank.co.jp/
ボーダフォン
http://www.vodafone.jp/
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( 関口 聖 )
2006/02/09 16:03
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