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Camino 1.0
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Camino Projectは14日、Mozilla Geckoレンダリングエンジンを採用したオープンソースのMac OS X用ネイティブブラウザ「Camino 1.0」を正式リリースした。Caminoは永らく「1」未満のバージョン番号が続いていたが、4年の開発期間を経てついに「1.0」となった。「Multilingual Version」では日本語にも対応しており、同プロジェクトのサイトからダウンロードできる。
Mozilla FirefoxがユーザーインターフェイスにXUL(XML-based User Interface Language)を採用しているのに対して、CaminoはMac OS X固有の美しいユーザーインターフェイスを採用している。
Camino 1.0では、これまでの「Camino 0.8.4」に比べて多くの変更が加えられた。いちばん大きな変更点はMac OS X 10.1がサポートされなくなったことだ。Camino 1.0を動作させるには最低でMac OS X 10.2が必要となる。
また、PowerPCとIntel双方のCPUで動作させられるユニバーサルバイナリを採用したほか、「Java Embedding Plugin」によりCamino内のJavaアプリケーションパフォーマンスを大幅に向上させた。
ブラウザの機能としてはタブのユーザビリティが向上したほか、ダウンロードマネージャで一時停止やレジューム機能を搭載。そのほかにポップアップブロック機能、アドレス帳からのフォーム入力機能、ページ履歴検索機能なども追加された。Geckoレンダリングエンジン1.8を採用したことにより、GeckoのメリットであるSVGの採用、CSS 2、CSS 3の解釈の向上も見られる。
関連情報
■URL
Camino Project(英文)
http://www.caminobrowser.org/
リリースノート(英文)
http://www.caminobrowser.org/releases/1.0.php
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/02/15 14:55
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