ノルウェーのOpera Softwareは17日、「Opera for 8.52」をリリースした。8.51からのマイナーバージョンアップとして脆弱性が修正されており、ユーザーに対してアップグレードが勧められている。Windows版、Mac OS X版、Linux版、FreeBSD版、Solaris版がある。
修正されたのは、Secuniaがセキュリティアドバイザリ「17571」で報告していたステータスバー表示方法に関連する脆弱性。そのほかに「TrustCenter」の期限切れ証明書が正当なものに置き換えられたほか、「Online Certificate Status Protocol(OCSP)」がより的確に実装されたという。
そのほかに米GoogleのWebメールサービス「Gmail」が正しく表示できない、画面がロードできない問題がこのバージョンで修正されている。さらにフィードアグリゲーションサービス「Bloglines」の一部の画面でドロップダウンリスト表示に異常が発生していた問題も解決されている。
Operaは現在、次期バージョン「Opera 9」の開発に注力しており、Opera 8系列のリリースは今後マイナーバージョンアップにとどまるものと考えられる。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://www.opera.com/download/
更新履歴(Windows版、英文)
http://www.opera.com/docs/changelogs/windows/852/
更新履歴(Mac OS X版、英文)
http://www.opera.com/docs/changelogs/mac/852/
更新履歴(Linux版、英文)
http://www.opera.com/docs/changelogs/linux/852/
更新履歴(FreeBSD版、英文)
http://www.opera.com/docs/changelogs/freebsd/852/
更新履歴(Solaris版、英文)
http://www.opera.com/docs/changelogs/solaris/852/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/02/20 12:26
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