総務省は、2.5GHz帯を使ったワイヤレスブロードバンドサービスの実現に向け、どのような技術的条件が求められるか、情報通信審議会に諮問すると発表した。11月にも答申を得る考え。
総務省では、2.5GHz帯での広帯域移動無線アクセスシステムが利用できるよう、情報通信審議会での検討を求めていく。対象となる通信方式は、3G/3.5Gを上回る伝送速度や、周波数利用効率を実現するもので、10Mbps程度の上り速度、20Mbps~30Mbps以上の下り速度というシステムとなる。具体的には、WiMAX(モバイルWiMAXを含む)や、ウィルコムが提唱する次世代PHS、京セラが進めるiBurstなどが候補となっている。
審議会では、それらのシステムと隣り合わせになるシステムがあった場合に必要なガードバンドなど、周波数の有効利用を実現できる技術的条件や、複数の事業者によるインフラの共用技術などを検討していくという。
また総務省ではあわせて、1.5GHz帯を3Gサービスでも活用できるよう、その技術的条件を情報通信審議会に諮問する。こちらは7月頃に答申が得られる予定で、これまでドコモやボーダフォン、ツーカーの2G向けとして活用されてきたが、周波数再編や3Gへの市場の移行といった動きを受けて、審議会では必要なガードバンド幅や無線設備の技術的条件などが検討されることになる。
関連情報
■URL
2GHz帯の諮問について
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060227_2.html
1.5GHz帯の諮問について
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060227_1.html
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http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/22319.html
( 関口 聖 )
2006/02/27 20:00
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