NTT東日本とNTT西日本は28日、2005年12月13日に接続約款変更の認可申請を行なった2005年度に適用する実際費用方式に基づく接続料金について、情報通信審議会答申を踏まえ、総務大臣に対して申請内容の補正申請を行なった。
補正申請が行なわれたのは、帯域透過端末回線(ドライカッパ)と回線管理運営費。ドライカッパ接続料金は施設設置負担金に相当するコストを原価に含めて算定されていたが、情報通信審議会から同負担金相当のコストを原価に含めないで算定すべきという答申があった。
また、回線管理運営費接続料金は算定に使用するドライカッパ回線数を毎月の合計回線数を12で割った数値で算定していたが、他の回線と同様に前年度末と当年度末の回線数の合計を2で割った数を用いるべきという答申が行なわれた。
これを受けてNTT東西では、総務大臣に対して補正申請を行なった。補正が行なわれたサービス別の接続料金案は、DSL接続が電話を重畳する場合で、NTT東日本の月額料金が12月13日申請時の98円から97円(回線管理運営費66円含む)に、NTT西日本が105円から104円(同72円)に料金が改められた。電話を重畳しない場合では、NTT東日本が1,366円から1,334円(同129円)に、NTT西日本が1,432円から1,405円(同164円)となる。
両社では総務大臣から認可を得た後、接続約款の変更を実施する。なお、認可を受けた接続料金は2005年4月1日に遡って適用される。
関連情報
■URL
NTT東日本 ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0602/060228d.html
NTT西日本 ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0602/060228c.html
総務省 報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060228_9.html
■関連記事
・ NTT東西、接続料金改定の認可申請。DSL接続の電話線重畳型で値下げも(2005/12/13)
( 村松健至 )
2006/02/28 19:27
- ページの先頭へ-
|