キングソフトは、スパイウェア対策ソフト「キングソフトアンチスパイ2006+」のダウンロード版を3月14日から無償提供する。対応OSはWindows XP/2000/Me/98SE。同社サイトや「窓の杜」からダウンロードできる。
キングソフトアンチスパイ2006+では、「高速」「完全」「ユーザー定義」の3種類からスキャン方法を選択できる。高速スキャンは、深刻度が低いスパイウェアを省いたデータベースを用いてPCをスキャンする。スパイウェア定義ファイルの更新頻度は1日3回で、定義ファイルの自動アップデートにも対応する。
スタートメニューにある「最近使ったファイル」の履歴、Windows Media Playerの再生履歴、アドレスバーに入力したURLリスト、Cookie情報の消去も可能だ。Windowsの起動時にスタートアップするプログラムの管理機能も備えており、無駄なプログラムの自動起動を解除することで起動時間を短縮できる。
スパイウェアによって変更されたInternet Explorer(IE)の設定を修復する機能も搭載。IE起動時に表示するWebページが変更された場合や、知らない間にインストールされたツールバーやボタンなどを元の状態に戻す。そのほか、ファイルの完全消去機能などを備える。
キングソフトでは、2005年9月に提供を開始したセキュリティ対策ソフト「キングソフトインターネットセキュリティ2006」でもスパイウェア対策機能を搭載していた。新たに提供するキングソフトアンチスパイ2006+では、検知可能なスパイウェアの種類が増えたほか、ファイルの完全削除機能などが新たに追加された。
なお、キングソフトアンチスパイ2006+は、同社製品であるキングソフトインターネットセキュリティ2006をはじめ、シマンテックやトレンドマイクロ、マカフィーなど他社のウイルス対策ソフトとの併用が可能だという。ただし、衝突を避けるため、キングソフトアンチスパイ2006+にはリアルタイムスキャン機能が搭載されていないので注意が必要だ。
キングソフトは今後、キングソフトインターネットセキュリティ2006のアップデート版に、キングソフトアンチスパイ2006+の機能を統合する予定だ。その時点でスパイウェアのリアルタイムスキャンにも対応するとしている。
関連情報
■URL
製品概要
http://www.kingsoft.jp/products/is/antispyfree/
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( 増田 覚 )
2006/03/01 17:40
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