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サスライト、USBメモリの自動起動特許を取得


 サスライトは3日、USBメモリ/デバイスなどの自動起動に関する特許を取得したと発表した。

 この特許は、「着脱式デバイス及びプログラムの起動方法」(特許第3767818号)と、それを分割出願した「着脱式デバイス」(特許第3766429号)の2つで、USBデバイスなどをPCに装着した際、自動的にプログラムが起動する機能についてのもの。特許第3767818号は2002年10月に出願していた。

 USBデバイスをPCに接続し、ドライブとして認識するまではWindowsの機能だ。今回の特許技術では、その後に「メディアの無いドライブとしていったん認識」し、「メディアの挿入とトレイの閉まる信号をエミュレート」することで、プログラムを自動的に読み込ませて起動する。サスライトによれば、「ドライバ不要で自動起動できるため、いわゆるプラグアンドプレイ技術とは異なる。Windowsのオートラン機能を実行するまでのフローを自動化した」という。


特許のイメージ

 サスライトでは2005年1月に、この技術を利用した製品「SASTIK - 0MB」を量販店などで販売している。SASTIKは、PCに挿入するだけで自動的に起動し、専用サーバー(SASTIK Center Server)に接続。クライアントPCに専用ソフトをダウンロードして、どこのPCであっても同じ環境で利用できる。

 今後は、SASTIK Center Serverでのサービスを強化する方針。すでに2005年12月21日から、NTTコミュニケーションズのオンラインストレージ「cocoa ギガストレージ」との連携を開始している。なお、他社の製品にもUSBデバイスを挿入するだけで自動起動する類似製品が存在しているが、今回の特許取得を契機に、製品メーカーだけでなく、ASP事業者やソフトベンダーなどにも広く協業を働きかけるという。


関連情報

URL
  サスライト
  http://www.saslite.com/

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サスライト、ネットワークストレージを利用するUSBキー「SASTIK II」発売(2005/04/28)


( 鷹木 創 )
2006/03/03 20:48

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