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GDH、ゴンゾロッソオンラインの情報流出を受けて対策と処分を発表


 GDHは7日、子会社のゴンゾロッソオンラインによる顧客情報流出を受けて、社内管理体制の見直しと役員の処分を発表した。

 今回の事件は、ゴンゾロッソオンラインが運営するオンラインゲーム「Master of Epic」の仮登録ユーザー1,372人分のデータが、同社の公開FTPサーバーを通じて流出したことが2月20日に発覚。また、3月2日にはオンラインゲーム「ナイトオンライン」の登録ユーザーのメールアドレス26件をメールのCC欄に記載して送信したため、メールを受け取ったユーザーに他のユーザーのメールアドレスが見える状態となってしまった。

 GDHでは、2件の情報流出について「非常に遺憾に思い、また今回の事態を真摯に受け止め、今後の再発を防止しより良いサービスを提供していくため」として、社内管理体制の見直しと再発防止策を発表。GDHに情報管理室を設置し、GDHからゴンゾロッソオンラインに人員を転籍させることで、情報管理体制の強化にあたるとしている。

 さらに、弁護士などの専門家の協力により「個人情報保護規程」などの厳格な運用規程を制定するとともに、GDHグループの関係部署に対して定期的な情報管理研修を実施。GDHによる情報監査を四半期ごとに実施し、社内ルールの徹底を図るという。また、ゴンゾロッソオンラインのシステム人員を補強するとともに、情報処理に関する業務工程を見直し、セキュリティ強化を行なう。

 ゴンゾロッソオンラインの組織については、GDHの役員などがゴンゾロッソオンラインの役員に異動し、コンプライアンス体制を確立するとしている。また、GDH代表取締役2名、GDH取締役1名、ゴンゾロッソオンライン代表取締役1名をそれぞれ30%減給(2カ月)とするなどの社内処分も発表された。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.gdh.co.jp/news/20060307.html

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( 三柳英樹 )
2006/03/07 12:17

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