コンピュータ・アソシエイツ(CA)は9日、スパイウェアの撲滅を目的としたキャンペーンを東京・丸の内オアゾで開催した。タレントの眞鍋かをりらがトークイベントに参加し、会場に集まったビジネスマンやOLにスパイウェアの危険性や対策方法などを呼びかけた。
正午にスタートしたトークショーでは、“ブログの女王”こと眞鍋かをり、危機管理のエキスパートで「非常に危険です!」の決め台詞で知られるテレンス・リー、早稲田大学国際情報通信研究センターの前川徹客員教授が参加。身の回りの危険から、盗難、プライバシー流出など、「セキュリティ」をキーワードにさまざまなエピソードを交えたトークが行なわれた。
● 何も対策をしていない人は絶対感染しているはず
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会場で配られた「noSpyバンド」を身につける眞鍋かをり
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最近までスパイウェア対策をしていなかったという眞鍋かをりは、CAのスパイウェア対策ソフト「eTrust PestPatrol アンチスパイウェア」でPCをスキャンしたところ、約30のスパイウェアが検出されたと告白。「目に見えてPCが故障するわけではなかったので意識していなかったが、気付かないうちに感染していて驚いた。何も対策をしていない人は、絶対感染しているはず」と訴えた。
眞鍋かをりは、Winnyによる情報流出の話題にも触れ「自分が感染した場合、流出するのはブログの書きかけのワード文書くらい」と語りつつも、「PC内にあるプライベートな情報が、半永久的にインターネット上を漂流してしまう」と警告した。
テレンス・リーはスパイウェアとウイルスを同一視していたという。これに対して前田教授は、「スパイウェアは身を潜めていることが多いので認識されにくいもので、ウイルスソフトではなく専用の対策ソフトでなければ検出できない」と説明。テレンス・リーは「(挙動が)見えないスパイウェアは困る」と感想を述べて、スパイウェア対策を薦めた。
会場では、CAが開設したスパイウェア対策啓蒙サイト「noSpy.jp」にちなみ、このトークイベントを記念して作った「noSpyバンド」が配布された。ゲストの3人もこのバンドを身につけ、ユーザーひとりひとりがスパイウェアの危険性を理解して、正しい対策をとることがスパイウェア撲滅のための一番の近道であると口を揃えた。
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CAのスパイウェア対策ソフトでスキャンしたところ、30のスパイウェアが検出されたという眞鍋かをり
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「非常に危険です」という決め台詞をもじって、スパイウェア対策をすれば「非常に安全です」と叫び会場を笑わせたテレンス・リー
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関連情報
■URL
コンピュータ・アソシエイツ
http://www.caj.co.jp/
( 増田 覚 )
2006/03/09 15:28
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