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gooリサーチ調査、無料動画は3人に1人が利用。動画CMも6割以上が視聴


動画配信サービスの利用状況
 NTTレゾナントと三菱総合研究所が共同で提供する「gooリサーチ」は、ブロードバンドコンテンツの利用実態調査に関する調査結果第1回を発表した。

 調査は1月17日から1月31日にかけて「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に行なわれた。有効回答数は45,441名で、男女比は男性が45.3%、女性が54.7%。年代別構成比では30代が39.7%と最も多く、40代の24.2%、20代の22.8%、50代の8.1%、60代の2.9%、10代の2.3%と続く。

 動画コンテンツの利用状況では、GyaOやTV Bankといった無料サービスを利用したことがあるユーザーが34.4%、今後利用したいと答えたユーザーが40.8%と、7割以上のユーザーが好意的。一方で、STBを利用した有料サービスやPC向けの有料配信サービスは「今後は利用したい」というユーザーは30%近く存在するものの、「利用したことがある」と答えたユーザーはPC向け有料サービスで7.2%、その他では1%台と非常に低い水準に留まっている。

 無料コンテンツの利用頻度は「週2~3回」が15.1%、「週1回」が22.2%、「2週間に1回」が15.0%。「ほぼ毎日」というヘビーユーザーは5.2%に留まった。1回当たりの利用時間では「30分未満」が40.8%と圧倒的に多く、「30分~1時間未満」が31.5%と続く。

 無料コンテンツの利用継続意向は「是非利用したい」が40.1%、「利用したい」が46.9%と約9割が継続を希望。無料の動画配信サービスなどではCM映像が自動挿入されるケースも多いが、このCM映像に関しても「ほとんど見ている」が13.2%、「まあ見ている」が47.1%と、6割以上が視聴しているという。

 動画配信サービスの利用でテレビ放送の視聴時間は「減った」が4.8%、「やや減った」が12.2%と、合計で17%のユーザーが視聴時間の減少を指摘。男女ともに40代、50代でこの傾向が見られる。gooリサーチでは「これらの層はテレビ視聴という観点からはヘビーユーザー」と指摘、テレビ放送への影響が今後も注目されるとしている。

 現在動画配信サービスを利用していないユーザーの主な理由は、「サービスを知らなかった」が28.8%、「設定が面倒そう」が27.9%、「回線速度が不十分」が21.5%。gooリサーチでは無料動画配信サービスの認知度向上により、さらなる利用拡大が見込めるとしている。


CMの視聴状況 動画配信サービスを利用しない理由

関連情報

URL
  第1回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査(gooリサーチ)
  http://research.goo.ne.jp/Result/000252/index.html


( 甲斐祐樹 )
2006/03/09 18:47

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