アルプス技研は9日、元社員の私物PCがP2Pソフト「Winny」を介してウイルスに感染し、インターネット上に社員や取引先企業の情報が流出したことを明らかにした。
流出したのは、同社社員の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど1,007件と、取引先企業の社名、住所、電話番号など661件。現時点までに情報の不正使用の事実は確認されていないという。
元社員は2004年8月に退職しているが、在職中に業務関連情報を私物PCに保存して利用していた。アルプス技研では、元社員が退職後も該当データを削除せずにPCを使用していたため、Winnyで感染するウイルスによってデータが流出してしまったと見ている。
同社は社内規定により、内部情報を外部に持ち出すことを禁止していた。今回の流出を受け、社内規定を再度徹底するとともに、私物PCの安全管理についても注意を喚起するとしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.alpsgiken.co.jp/cgi-bin/whatsnew/img/200639160746/download.pdf
( 増田 覚 )
2006/03/10 13:05
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