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総務省、コンテンツの安全性を示すマークをWebページに表示する実証実験


 総務省は10日、コンテンツの表現レベルなどをWebページに表示するマーク技術を開発し、実証実験を行なうと発表した。実験はコンテンツアドバイスマーク(仮称)推進協議会と共同で、3月末に開始する予定。

 実証実験を行なうマーク技術の仕組みは、まずサイトの運営者がコンテンツの内容を一定の基準に従って格付けし、審査機関に自己申告を行なう。審査機関は申請内容を確認し、Web上に表示するマークと制御用のメタデータを発行する。

 利用者側では、Webブラウザ用のフィルタリングソフトなどがメタデータを判断基準として、コンテンツの表示・非表示の制御を行なう。また、ページ上に表示されるマークは、マークが正しく発行されたものであることを証明するサイトにリンクされる。

 実証実験は、3月中旬に関係者向けの説明を行なった後、3月末には一般からも参加できる形で実験を開始する予定。Internet Explorerに組み込むアドインプログラムにより、表現レベルに応じたコンテンツ制限などが行なえることを確認する。

 実験を共同で実施するコンテンツアドバイスマーク(仮称)推進協議会では、インターネット上のコンテンツにホワイトリストの仕組みを導入することで、利用者が安心してコンテンツを利用できる仕組みを作り、コンテンツの一層の流通促進を目指すとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060310_7.html


( 三柳英樹 )
2006/03/10 18:23

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