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NTT東日本など3法人、IPv6マルチキャストで緊急地震速報の配信実験


緊急地震速報の配信イメージ
 NTT東日本、東北ミサワホーム、リアルタイム地震情報利用協議会(REIC)は3月11日から共同で、緊急地震速報の配信実験を行なう。約1年間の実験期間中、実際に発生した地震に合わせて、協力する戸建住宅内のIPテレビ電話端末に震度予想を配信。地震被害の軽減についての有効性を検証する。

 緊急地震速報とは、震源に近い観測点でとらえた地震波をもとに地震規模を予測、地震の到達予想時刻などを各地へ通知する緊急的な情報のこと。地震の発生から到達までのごく短時間で配信しなければならず、また誤報知の問題などあり、実用化に向けての課題も多いという。今回の実験では、この緊急地震速報をIPネットワーク経由で配信した場合の実用性を確認し、システムや手順の改善につなげる狙い。

 実験は、東北ミサワホームが分譲する宮城県仙台市泉区の戸建住宅団地「エムズガーデン南中山」(全243区画)の14世帯を対象に実施する。気象庁が試験運用で提供している緊急地震速報を、REICがNTT東日本のIPv6サービス「フレッツ・ドットネット」を通じて各世帯にマルチキャスト配信する予定。速報の受信端末にはIPテレビ電話機「フレッツフォン VP1000」を利用し、ディスプレイに予想震度・到達時刻などを表示する。なお模擬速報を使った避難訓練も計画されている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0603/060310.html

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( 森田秀一 )
2006/03/10 19:35

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