ノルウェーのOpera Softwareが開発している「Opera 9」ブラウザの最新ビルドが、標準規格に基づく正確なレンダリングをテストするための「Acid2」テストに合格したことをOpera 9の複数の開発者が明らかにした。
このビルドは、Operaが最新の進捗状況を発表するために毎週金曜日にリリースしているもの。10日にリリースされたビルド「8249」で、Acid2テストの4、5列に存在していた最後のバグを修正することに成功したという。現在公開されているのはWindows版がビルド「8265」だ。
Opera 9は現時点でまだ開発段階であるため、正式発表の前に新たなバグが発見される可能性がないとは言えないが、その可能性は低いとみられている。
Acid2テストを通過したメジャーブラウザとしてはApple Computerの「Safari」が知られている。一般的にはMac用ブラウザの「iCab」がAcid2テストに合格しているとされているが、Opera開発者の1人であるArve Bersvendsen氏はiCabの中にはあるCSS規則に違反する部分があると指摘。Opera 9がSafariに次いでAcid2に合格する2番目のブラウザであると主張している。
関連情報
■URL
「Opera 9」最新ビルドダウンロードページ(英文)
http://my.opera.com/desktopteam/blog/show.dml/172375
Arve Bersvendsen氏のブログ(英文)
http://virtuelvis.com/archives/2006/03/opera-9-passes-acid2
Opera開発チーム参加者によるブログ(英文)
http://weblog.timaltman.com/node/832
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/13 12:12
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