米VeriSignは13日、ブロードバンドコンテンツをIPネットワーク上に配信するためのインフラ事業に参入すると発表した。その一環として、P2P技術を用いたコンテンツ配信ネットワークの米Kontikiを約6,200万ドルで買収することで最終的に合意した。
Kontikiは2001年、Netscapeの元経営陣や技術者を中心に設立された。P2P技術を使ってブロードバンドネットワーク上で安全にコンテンツを配信するインフラを構築してきた。同社の技術は現在、ポータルサイトや放送局、大企業に使われており、現在34人の従業員がいる。
今後、KontikiのシステムはVeriSignの新事業の中核をなし、ブロードバンドネットワーク上でリッチメディアをPCやテレビ、携帯デバイス上に配信することになる。この事業はVeriSignのモバイルコンテンツサービスインフラを補うことになるという。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.verisign.com/press_releases/pr/page_037168.html
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http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0806/kontiki.htm
関連記事:米Kontiki、P2P技術を使ったメディア配信サービスの正式運用を開始
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0204/kontiki.htm
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/14 12:36
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