YOZANとライブドアは15日、両社が締結していた無線LAN接続サービスに関する基本契約について解除したと発表した。
YOZANとライブドアは、2005年9月12日に無線LAN接続サービスに関する基本契約を締結し、YOZANはライブドアの「livedoor Wireless」に対してネットワークの構築、設置工事・保守などを行なうほか、約4,000カ所の基地局をlivedoor Wirelessに提供するとしていた。しかし、YOZANによればライブドアとの協議を重ねていたが、最終的な発注には至っていなかったという。
今回の契約解除は、ライブドアによる契約解除の申し入れにYOZANが応じたもの。ライブドアによれば、東京証券取引所からの上場廃止決定を受け各事業内容の再編を検討しており、livedoor Wirelessについては夏に計画していた4,000カ所のアクセスポイント敷設計画を見直し、YOZANとの契約解除決定に至ったという。また、現在サービス提供している約2,000カ所と、現在工事中の約200カ所のアクセスポイントについては、従来通りサービスを提供するとしている。
また、YOZANはライブドアファイナンスが保有する転換社債型新株予約券付社債の買入消却を15日付けで完了し、資金面および事業面でのライブドアグループとの取り引きがなくなったとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(YOZAN、PDF)
http://www.yozan.co.jp/mtupload/upfile_2006_0315_195211.pdf
ニュースリリース(livedoor Wireless)
http://blog.livedoor.jp/ld_wireless/archives/50273640.html
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( 大久保有規彦 )
2006/03/16 12:55
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