アップデートテクノロジーは16日、P2Pファイル交換ソフト「Winny」の起動を阻止するツール「ウィニーストッパー Ver.1」を開発したと発表した。Windows Server 2003、Windows XP/2000に対応。同社が販売するシステム管理者向けパッチマネジメントソフト「アップデートエキスパート Ver.6.1」の登録ユーザーに対して、23日から無償提供するほか、30日間使用可能な限定評価版をダウンロード提供する。
ウィニーストッパーは、PCにインストールするとWinnyの起動処理を監視し、起動を検知すると阻止するというもの。ユーザーライセンスで提供し、アップデートエキスパート Ver.6.1を利用している企業は企業内PCだけでなく、従業員の自宅PCにもインストールできる。
アップデートテクノロジーでは、「Winnyによる情報流出事故は企業内のPCではなく、家庭のPCで発生していることが特徴だ。従業員本人がWinnyを使っていなくても、同じPCを使う家族がWinnyをインストールし、情報流出が発生したケースも存在する」と自宅PCでの危険性を強調する。
今後は、アップデートエキスパートとの連携機能を高め、ウィニーストッパーをリモートからプッシュ形式でインストールし、企業PCの“Winny禁止PC”化を徹底する機能などを追加する予定。また、2006年第2四半期をめどに、Winnyに加えて他のマルウェアへの対策を強化した製品や、Winnyの動作阻止のみを目的とした単独製品を出荷する計画だという。
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■URL
ニュースリリース
http://www.updatecorp.jp/dd.aspx?itemid=1721&efromid=0&URef=%2fdd.aspx%3fmenuid%3d1019#moduleid1559
( 鷹木 創 )
2006/03/16 19:29
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