ヤフーは、ソーシャルネット事業部やモバイル事業部を新設するなどの組織再編を4月1日付けで実施すると発表した。
今回の組織再編は、市場環境の変化に合わせてサービスを再編、戦略的な重要分野を独立させて人的リソースを再配分して、より迅速な意志決定を行なうために実施されるもの。新設される事業部は、ソーシャルネット事業部、モバイル事業部、地域サービス事業部、会員サービス事業部、内部統制室などで、組織再編後の本部・事業部・室数は合計21になる。
ソーシャルネット事業部は2月28日にベータ版提供を開始した招待制SNS「Yahoo! 360°(サンロクマル、仮称)」が担当分野となるほか、他事業部が手がけるサービスとの連携や企画開発を支援していく。事業部長は現オークション事業部長の殿村英嗣氏が就任する。
モバイル事業部は、ソフトバンクの携帯電話事業参入に合わせて、携帯電話向けのポータルサイト強化に向けて設立された。事業部長は現ショッピング事業部長の松本真尚氏。
検索事業部は、現行のリスティング事業部から改称されるもので、「Yahoo! Search Technology(YST)」や「ソーシャルサーチ」の強化を進める。事業部長にはリスティング事業部検索企画室長の井上俊一氏が就任する。
一方、Yahoo! BB事業部は組織再編に伴い、その名称は姿を消すが、同社広報によれば「Yahoo!プレミアム」など会員制サービスを担当する新設の会員サービス事業部がその受け皿になるとしている。事業部長は、現Yahoo! BB事業部長の神谷寿彦氏。
なお、喜多埜裕明取締役 最高執行責任者はプロダクト統括部長と事業推進部長を兼任しているが、4月1日の組織再編後はショッピング事業部長のみ兼任する。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://ir.yahoo.co.jp/jp/release/20060317/20060317.pdf
Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
( 村松健至 )
2006/03/17 17:26
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