ソフトイーサは17日、VPN環境構築ソフト「PacketiX VPN 2.0」について、個人ユーザー向けに無料で提供してきた「Free Edition」の配布を3月31日で終了すると発表した。
ソフトイーサではこれまで、業務利用を前提としない個人ユーザーに限り、PacketiX VPN 2.0を無料で利用できるFree Editionのライセンス配布を行なってきた。ソフトイーサでは、Free Editionのライセンス配布を3月31日に終了し、4月1日以降はライセンスの延長も停止する。4月1日以前にライセンスの更新を行なったユーザーについては、その後最大60日間はそのまま利用できる。
ソフトイーサでは、個人ユーザー向けのFree Editionの配布を中止する理由について、システム関係の識者や企業のシステム管理者などから、「PacketiX VPN 2.0は使い方によってはセキュリティホールの要因やシステムクラックのツールともなりうるため、匿名に近い形でのライセンス取得が可能なFree Editionの配布形態を改善すべき」という要望が寄せられたためと説明している。
今後、個人ユーザーがPacketiX VPN 2.0を利用する場合には、3月1日に発売されたホームユース版の「PacketiX VPN HOME Edition for Windows」(ダウンロード版3,780円、パッケージ版9,240円)を購入する形となる。
また、大学等の研究機関や非営利の研究を行なう団体、個人ユーザー向けには、これまで通りFree Editionを無料で提供する。ただし、利用にあたっては、研究の具体的な内容や管理者、連絡先などを記載した申請書をソフトイーサに提出する必要がある。
関連情報
■URL
ソフトイーサ
http://www.softether.com/jp/
■関連記事
・ ソフトイーサ、「PacketiX VPN 2.0」の個人向け製品を発売(2006/02/22)
・ ソフトイーサ、新VPNソフト「PacketiX VPN 2.0」ダウンロード提供開始(2005/12/28)
( 三柳英樹 )
2006/03/17 20:20
- ページの先頭へ-
|