ファイル交換ソフト「Winny」による情報流出事故が相次いでいることを受け、情報処理推進機構(IPA)は20日、電話相談窓口「Winny119番」を設置した。個人や中小企業などにWinnyの予防・対処方法情報を提供する。
IPAはこれまで、ウイルスや不正アクセスによる電話相談窓口を設けていた。3月以降、Winny関連の問い合わせが急増したことから、新たにWinny専用の相談窓口を開設したという。電話番号は03-5978-7509。オペレーターによる受付時間は平日の10時~12時と13時30分~17時。メール「 winny119@ipa.go.jp 」による相談も受け付ける。
また、Winnyの対策情報をFAXで送信するサービスも用意。Winnyを通じた情報漏洩の概要や、ウイルス「Antinny」に感染した場合の対処方法など、IPAに頻繁に寄せられる質問への回答を項目別にまとめてFAXで送信する。FAXサービスについては、自動応答システムにより上記受付時間外でも対応する。
IPAでは、「Winnyを使わなければ情報漏洩は起こらないわけではない。Winny自体はウイルスではなく、Winnyを介して感染するウイルスが情報漏洩の原因。ウイルス対策ソフトを導入するほか、重要な情報を自分のPCで保管しないことも重要」として、注意を呼びかけている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/announce/20060320.html
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( 増田 覚 )
2006/03/20 15:54
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