警察庁は19日、日立製作所に発注した事務用システムに関する情報がファイル交換ソフト「Winny」を介して流出したことを明らかにした。
流出したのは、警察庁内の事務作業を行なうシステム端末を構築するための手順書。情報の内容については明らかにされていない。警察庁は「事務用システム端末はインターネットに接続されていないため、これまで不正アクセスなどのサイバー攻撃を受けた形跡はない」とコメントしている。また、警察庁によれば、2005年9月に外部からの指摘により流出が判明したという。
一部報道では、ジャスダック証券取引所(JASDAQ)のシステム関連情報が流出した経路と同じルートで警察庁の情報も流出したとされている。これについて日立製作所の広報では、JASDAQのシステム関連情報が業務委託先から流出したことは認めたが、警察庁の情報流出については「守秘義務がある」として回答を避けた。
関連情報
■URL
警察庁
http://www.npa.go.jp/
日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
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( 増田 覚 )
2006/03/20 18:27
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